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大阪の公立高校の入試を受けようと思っている方が気になるのは、やはり出題傾向と過去問でしょう。
そこで、こちらのページでは、大阪の公立高校で出題された過去問から、試験の特徴と出題傾向を分析しています。また、2019年度の入試難易度の予想についても掲載しているので、入試対策の参考にして下さい。
入試問題は全国どこでも大きな変化はないと考えがちですが、実は都道府県によって特徴や出題傾向は異なります。そのため、大阪の公立高校を受験する前には、大阪の入試の特徴と出題傾向を知っておくべきです。
国語、社会、数学、理科、英語の5教科にわけて、公立高校の過去問からその特徴を分析してみましょう。
説明的文章は問題数が多く、配点率が高い傾向にあるのが大阪の入試の特徴です。説明的文章、随筆の対策をしっかりとして、得点を重ねられるようにしましょう。
過去問では基礎的問題で160文字程度、標準的問題で260文字程度の作文が出題されています。出題される問題をどのように読み解いて、どのように自分の意見として文章がまとめられるかが鍵となります。
社会では、地理、歴史、公民の3種類の分野が組み合わせられた大きな問題が出る傾向ですが、それぞれの分野の基礎知識があれば解ける問題です。この問題は過去3年間毎年出題されています。
資料の読み取りが苦手な人は多いですが、地理、歴史、公民の全ての分野で読み取り問題が出題されています。苦手な人は資料を読み取る問題を積極的に解いて、練習しておきましょう。
基礎的問題と標準的問題のどちらでも出題されているのが、基本的な計算能力を問う「小問集合」です。小問集合は問題数が多く配点率も高いので、早く、確実に計算できるようにしておきましょう。
「図形の証明問題」も、基礎的問題と標準的問題のどちらでも出題されています。重要なポイントなので、平面図形を書いて見通しが立てられるように練習して下さい。
化学分野では「水溶液と気体」が毎年のように出題される傾向があり、問題数も多めです。また、「中和とイオン・電池」も問題数が多い傾向にあるので、しっかりと対策を立てておきましょう。
生物で出題されやすい分野は、「光合成・呼吸・蒸散」で、特に、計算で蒸散量を出せるようにしておくことがポイントです。また、「遺伝・細胞分裂」も出題されやすい傾向にあります。
長文読解から回答を導きだす問題は、毎年のように出題される傾向にあります。英文の長さはかなり長く、特に2018年度は例年よりも長い英文が出題されていたので、しっかりと英文を読み取る力を養っておきましょう。
英作文の問題では、20~30語前後の短文を書く問題が2年続けて出題されています。日本語の条件に沿う英文を作るというもので、文字数は多くないため、基本的な文法や表現をしっかりと使えるようにしておきましょう。
大阪府内公立高校の試験問題を見ると、特別難易度が高いというわけではなく、隣接県である兵庫県と比較して易しいと言われています。ただし、2017年度から英語の難易度が高くなりました。
もともと、大阪の公立高校入試で出題される英語の問題は長文読解の英文が特に長いため、英文を速く読み解く能力が求められます。
それに加えて、英語問題の「C(発展)」の難易度が大幅に上昇したため、難易度Cを選択する公立高校の試験は難しいでしょう。
また、大阪府では2016年度から入試制度が変更になっているため、今後の試験難易度に大きな動きがある可能性も考えられます。
2019年度の入試難易度は、2018年度の傾向がそのまま継続されると予想されています。
2018年度の大阪公立高校入試の大きな特徴は、「数学の難易度が下がった」ということでした。全体的に易しくなっていたため複雑な計算式が必要な問題は出題されず、基本的な計算方法を習得しておけば問題ないレベルです。
先にご紹介したように英語に関しては難易度が上がりましたが、その他の社会、理科、国語については大きな難易度の変化がないと言われているので、今までの過去問をしっかりと解いて問題に慣れることが一番です。
引用元:馬渕教室
http://kouju.mabuchi.co.jp/index.html
引用元:Z会の通信教育
https://www.zkai.co.jp/jr/
※価格は、2021年10月の情報です。