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夏から冬にかけて、多くの学校では高校受験における学校説明会が開催されます。実際に学校の中に入って雰囲気を体感できる貴重な機会なので、できるだけ参加するようにしましょう。ここでは、学校説明会でできることや学校説明会の情報の確認方法、学校説明会に行くにあたって準備する内容などについて紹介します。
大阪府の多くの高校では、例年6~12月にかけて学校説明会などのイベントが開催されます。学校説明会は、高校が受験生や保護者を対象に行う説明会。その高校の教育方針やカリキュラム、卒業生の進学実績、学校生活全般や部活についてなど、多岐にわたって話を聞ける機会となっています。中には学校施設や授業の様子が見学できる学校も。資料やHPを見ただけでは、その高校がどんな雰囲気なのか分からない部分もあるもの。学校説明会は、高校や実際に通っている生徒の雰囲気を知れる貴重な機会なのです。
秋以降の説明会では、入試に関する細かな説明がある高校も多いです。入試問題の傾向や推薦基準など具体的な情報についても知れるため、なるべく参加したほうがよいでしょう。学校説明会は、学校側からの情報発信の場なので、効率よく高校の教育方針や入試制度について情報収集ができます。
学校説明会の内容は高校によって異なります。その高校の概要や取り組みなどの話を聞いた後、授業を体験したり部活動の見学や体験ができる学校もあります。
また、学校説明会の後に個別相談会を行う高校も多いです。せっかくの機会なので、資料を読んで分からない部分や載っていなかったことなどについて質問しましょう。スムーズに質問するためには、事前に学校の資料やHPをチェックしておくとよいでしょう。個別相談会は予約が必要な場合が多いので注意が必要です。
まだ志望校が決まっていない場合でも、色々な高校の情報を収集し、少しでも興味のある学校の学校説明会には積極的に参加しましょう。複数の高校の学校説明会に行くことでそれぞれの高校の特色が明確になり、自分に合った高校が見つけやすくなります。
また、複数の高校が合同で開催する合同説明会もあります。さまざまな学校が集まる合同説明会では、入学後にどんな学校生活が送れるのかイメージが膨らみやすいでしょう。合同説明会でさまざまな学校に触れ、ある程度志望校の候補を絞ったうえで、個別の学校説明会に臨むのも一つの手です。
大阪府の学校説明会の情報は、大阪府の公式HPから確認できます。
毎年7月下旬に大阪府教育委員会から実施日程などの発表がありますので、気になる高校の情報は早めに確認しておくようにしましょう。また、学校説明会の情報は中学校からプリントなどで連絡がある場合もあります。高校のHPに直接掲載されている場合もありますので、定期的にチェックするようにしましょう。
大阪府HP(https://www.pref.osaka.lg.jp/kotogakko/seishi/24taiken.html)高校側から指定された持ち物がある場合は、まずはそれを優先して用意しましょう。そのほか、指定されていなくても持って行ったほうがよいものを紹介します。当日のチェックリストを作っておくと忘れ物の心配がなくて安心です。
学校説明会では、資料やパンフレットが配布されます。それらを持ち帰るために、A4サイズが入る大きめのカバンを用意しておきましょう。普段中学校で使用しているものでも構いません。
学校説明会でのメモを取るためには、筆記用具が必要です。最低限のメモが取れればよいので、ペンや鉛筆、赤ペンなどがあれば十分です。
メモ帳やノートを1冊持って行き、気になったことを書き留めておくようにしましょう。また、事前に知りたいことや疑問点をメモ帳に書き込んでおけば質問しやすいでしょう。
校内は土足厳禁の場合が多いので、上履きを持参するようにしましょう。ただし「上履きは不要」とする高校もあるので、事前に案内やHPなどで確認しておくとよいでしょう。上履きについて何の指定もなければ、持って行くことをおすすめします。
学校説明会では資料やプリントが配布されます。そのままカバンに入れてしまうと、しわくちゃになったり折れ曲がったりすることもあります。資料をキレイな状態で持ち帰るためには、クリアファイルに入れるとよいでしょう。
高校へ行くためには、電車やバスなどの公共交通機関を利用することになります。往復にかかる交通費を事前に調べ、持って行くようにしましょう。また、不測の事態が起こる可能性も考え、少し多めにお金を用意しておくと安心です。
学校説明会は、想像以上に緊張する可能性があります。喉が渇いた場合に備えて、水やお茶などの飲み物を持って行くとよいでしょう。高校の自動販売機や売店で売っているかもしれませんが、購入している姿を見られるのはあまりイメージがよくありません。家から持ってきたり、途中で買っていったりして事前に用意するようにしましょう。
受験生は中学校の制服で参加すれば問題ありません。男子はシャツの裾がだらしなくならないように着用し、ボタンは一番上まで留めましょう。ズボンは腰穿きにならないようにベルトをウエストで締めます。女子はスカートを既定の長さで着用しましょう。男女ともに派手な髪型は避けたほうがよいです。
保護者の方については、学校説明会に参加する際の服装の決まりは特にありません。男性の場合はスーツで参加するのが無難でしょう。スーツが無い場合は、落ち着いた色のジャケットを着用するといいです。女性の場合は、ワンピースなどフォーマルな場に着ていくような服装がおすすめ。Tシャツやジーンズのようにカジュアルすぎる服装は避けましょう。
気を付けるべき点は、スリッパを持って行くことです。校舎内は基本的に土足厳禁のため、スリッパを忘れると学校に借りなければいけないことも。持ち運び用のコンパクトなスリッパを用意しておくと便利でしょう。
学校説明会では、まずは高校の様子や雰囲気に注目してみましょう。授業の様子を見ることができれば、生徒がどのような姿勢で授業に取り組んでいるかが分かり、自分が教室で授業を受けているイメージも湧きやすいです。高校の雰囲気を肌で感じることで、志望校を選びやすくなるでしょう。
また、どんな部活があるのかチェックしておくことも大切。部活を基準に志望校を考える人は、その部活の様子なども確認しておくとよいです。また、校舎が汚れているとそれだけで学校に通うモチベーションが下がってしまう可能性があります。学校の施設や設備も併せてチェックしておくとよいでしょう。
通学のしやすさも大切なポイント。通学時間や乗り換えの多さなど、通学が億劫になる要因がないかチェックしておきましょう。調べれば分かることではありますが、実際に時間を測るなどしておくと安心です。
通常の学校説明会とは別に、体験入学を行う学校が増えています。高校施設の見学をはじめ、実際の授業や部活を体験したり、楽しみながら一通りの体験ができるようになっています。在校生が校内を案内してくれることも多いです。生徒や学校全体の雰囲気を肌で感じられる貴重な機会なので、気になる学校の体験入学があればぜひ参加するようにしましょう。
高校では文化祭・体育祭などの学校行事が一般公開されているところも多いです。在校生の普段の姿を見ることができ、資料では分からない学校の雰囲気や生徒たちの活気を肌で感じられます。実際に自分の目で見て確かめられる学校行事は、高校生活を具体的にイメージできる良い機会。高校によってはミニ説明会や相談コーナーを設けていることもあります。
学校説明会は、その学校の教育方針やカリキュラム、卒業生の進学実績などの話を聞けるだけでなく、実際に自分の目で高校の様子を確認できるよい機会です。気になる学校があれば、積極的に参加することをおすすめします。学校説明会に参加した後は、親子で話し合いの時間を作りましょう。思いを話し合って考えを整理することで、志望校で重視するポイントが明確になっていくでしょう。
引用元:馬渕教室
http://kouju.mabuchi.co.jp/index.html
引用元:Z会の通信教育
https://www.zkai.co.jp/jr/
※価格は、2021年10月の情報です。